環境
Environment

ファッション産業の環境や社会課題に向き合う

ファッション産業は、原材料の生産から製造、輸送、販売、そして廃棄に至るまでのあらゆるプロセスにおいて、地球環境に大きな影響を及ぼす産業のひとつとされています。実際に、サプライチェーンの各段階では、CO2排出や衣料品の大量廃棄に加え、原材料の生産における環境負荷や人権問題など、多様な環境・社会課題が顕在しています。 こうした課題は、今や業界全体に対して、持続可能な社会への本質的な転換を強く求めています。 スタイレムはこの現実と真摯に向き合い、「素材そのものの選定」「製造プロセスの見直し」「使い終えたあとの循環設計」に至るまで、環境と共生する新たなモノづくりのあり方を追求しています。

マテリアル・イノベーション

環境への配慮は、素材の選択から
ECOARCH

ECOARCH(エコアーチ)は、環境や社会に配慮したテキスタイルとマテリアルの総称です。
持続可能な原材料への切り替えと環境配慮型商品の拡充を推進するとともに、よりよい品質のモノづくりを追求し、環境や社会への負荷を最小限に抑えることに取り組んでいます。

UNIDYNE

UNIDYNEはダイキン⼯業株式会社の商標です。

天然由来の炭化水素系撥水剤
“UNIDYNE XFシリーズ”

KAPOK

環境配慮と機能性を両立する植物
“カポック”

プロセス・イノベーション

つくり方から環境を見直す
畑からの取り組み

FARM to WEAR

持続可能なものづくりには、原材料が育つ段階からの責任が欠かせません。当社は種や畑から関わり、栽培方法や農地管理を見直すことで土壌や生態系を再生する「リジェネラティブ」を推進しています。環境負荷の低減や生産者の労働環境改善につなげ、畑から衣服まで一貫した視点で安心・安全な素材づくりを進めています。

ORGANIC FIELD

ORGANIC FIELDは、インドの農家のオーガニック農法への転換を支援し、環境負荷の低減と労働環境の改善を目指す取り組みです。オーガニック化への移行期間である「コットン・イン・コンバージョン」を買い取ることで、農家のオーガニックへの参入を促し、その普及を目指しています。

ZQRXへの取り組み

羊毛生産において、動物福祉や環境配慮を超えて、土壌改善や植林など持続的改善を続ける「ZQRX」の理念に共感し、ZQRXウールの採用を推進しています。


supply chain solutions

デジタルを基盤としたプラットフォームを構築し、DXを進めています。独自性のあるデジタルサービスを提供することで、業務プロセスの最適化と環境負荷の軽減に取り組んでいます。

サーキュラー・イノベーション

廃棄されるはずの価値を、もう一度
PLUS ∞ GREEN PROJECT

PLUS∞GREEN PROJECTは、従来廃棄される衣類などのポリエステル繊維をリサイクルし、植物が育つ培地などにアップサイクルし、人々がサステナビリティに親しみを感じるライフスタイルの実現を目指す、誰もが参加できるプロジェクトです。

asanoha

asanohaは、原材料の一部に、麻繊維の採取後の副産物「麻殻」を使用しています。また、使用後のasanohaを回収し、トイレットペーパーの原料としてリサイクルする環境に配慮した取り組みも行っています。

Triporous

Triporousはソニーグループ株式会社の商標です。

Triporousは、余剰資源である米の籾殻を原料に再生活用した天然由来の多孔質カーボン材料です。繊維アパレル分野へ応用し、衣料向けをはじめとする多様な用途に対応した繊維素材の提供に注力しています。

JAPAN WOOL PROJECT

未利用だった国産羊毛を有効活用し、「日本の国産ウールを使い、日本の工場で、日本製のウールプロダクトを作る」というコンセプトの「JAPAN WOOL PROJECT」に参画しています。

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