トップ>ニュース>STYLEMニュース>繊研新聞>瀧定大阪 NY法人、本格始動

ニュース

瀧定大阪 NY法人、本格始動

~海外戦略を加速 上海、香港などと連動~

瀧定大阪は、ニューヨークの現地法人に今秋から常駐者を置き、米国対策を本格化する。上海、香港、欧州などとあわせ、全社的な海外戦略が加速し始めた。

07年9月秋にLLC(合同会社)の形で、「瀧定大阪ニューヨーク」を設立。金融危機などで具体策が遅れていたが、上海の現地法人が立ち上がることもあり、拠点構築を急いだ。米国向けは、日本からの生地輸出のほか、香港や中国からの三国間輸出などが主となる。

当面、情報収集や戦略を一元化する拠点とし、現地法人自体は現金を扱わない。資本金も200ドルでスタートし、随時増やす考えだ。しばらくは、瀧定大阪とニューヨークが契約を結び、展示会のマネジメントや通訳費用など契約料を払う形をとる予定で、現在、法的な詰めを行っている。

これまでの米国市場向けは、貿易部71課が中心になり、生地などを独自に輸出してきた。北米向けの直接生地輸出で約20億円の実績があるが、香港事務所経由や、日本国内の他社への販売分が米国に輸出されるものなどを含むと50億円近い数字になるとみている。

昨年から大手カジュアルSPA(製造小売業)との取引も本格化しているが、米、香港、日本など複数の部門が絡む。グローバル化の進行とともに、販売ルートがつかめず、戦略的に動けないケースも増えてきたため、全社的な拠点が必要と判断した。

同社は今年11月に上海に現地法人を設立する予定で、香港事務所の機能も強化中だ。欧州はエージェントとの連携が中心だが、各種の展示会への出展も加速しており、新たな戦略を模索している。

国内市場の大きな伸びが見込めない中、海外市場強化の動きが目立ってきた。

一覧へ戻る
PageTop