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今は変革のチャンス

~さらに強い会社へ成長を~

瀧定大阪は、現在の厳しい環境をチャンスととらえ、変革への取り組みを進める。リーマン・ショック以降の景気悪化の影響を受けて、09年2~7月期業績は前年同期の水準に届かない見通しだが、瀧隆太社長は「意気消沈する必要はない。変えるべきところを変えるにはむしろチャンスである」とし、変革によってこれまで以上に強い“瀧定大阪”を作り上げる考えだ。

~本当のニーズ把握~

瀧社長は「顧客の本当のニーズを汲み取って対応できるようになること。それが一番に取り組まなければならない部分」と強調する。独自性の高いビジネスが同社の強みであり、今後も継続することになるが、「一部、現在の環境に合わなくなっているところもある。顧客のニーズに真正面から向き合う」ことも必要になると話す。

ここでいうニーズへの対応は、商品政策の部分ではなく、組織構造としての対応。同社の特徴の一つである課別独立採算制が、必ずしも顧客が求める形になっているとは言えないとし、「(課別独立採算の)競争のなかでも、(部単位で)協調して顧客の要望に応えられる体制の構築」を狙う。

昨秋の米・金融破たん以降、繊維業界は厳しい環境が続いているが、会社の体制・体質の改革には好機ととらえる。必要とされる機能を果たしているかどうかを見極めたうえで、数年かけて変革を実現したいとし、「変化を受け入れ、楽しむマインドを持ち、瀧定大阪が一丸となって取り組む」としている。

また、海外には同社初となる現地法人を立ち上げる。中国・上海に100%出資の現地法人「日本瀧定大阪商貿<上海>有限公司」を11月1日付で設立する予定で、これまで国内アパレル製造市場で果たしてきた機能を、中国市場でも提供できる体制を整える。こうした取り組みも変革にチャレンジする姿勢の表れであると言える。

瀧社長は「顧客にとって頼りになるサプライヤーとしての確かな信頼感を作り上げ、仕入先とはパートナーシップのなかでウィン-ウィンの関係を構築する。同時に『働いていてよかった』と従業員が思える会社にしたい」と、瀧定大阪の将来の立ち姿を描く。

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