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スタイレム20年春夏メンズテキスタイル 合繊の機能素材を拡大 通勤スタイル、気候変動に対応

 スタイレムは、20年春夏のメンズ向けテキスタイルで、機能性のある合繊素材を拡大する。この数シーズン、イージーケア性をはじめ、撥水や防臭など機能性へのニーズが高まり、ヤング系やレディス系のブランドにも広がっている。通勤スタイルの変化や著しい気候変動に対応するウェアの進化を意識し、機能性などの合繊の優位性を取り入れる。

 メンズウェアに使われる素材ではこの間、天然素材の原料高に伴って機能的な合繊が注目されている。商談ではビジネスシーンを中心に、軽量で洗える機能やしわになりにくい機能を付与した素材への引き合いが多い。「布の滑りが良く、裏地が要らず、結果的にエコで安価」とする合繊のメリットも後押ししている。

 こうした市場動向を踏まえ、同社の来春夏は機能的な合繊を強化し、天然繊維との複合やデジタルプリントなども活用する。PPT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維「ソロテックス」を使ったスーツやジャケット向けの生地は、ストレッチ性に焦点を当てて提案。レディスブランドからも引き合いがある。ソロテックスとスーパー120のウールを複合したサッカーや綿・ポリエステルの先染めチェックは、天然素材の風合いを維持しながら防しわ性やウォッシャブル性を備える。

 柄物では、麻調ポリエステル「アサコ」にデジタルプリント「モナリザ」で麻の先染めチェック風の柄をプリントした織物や、布帛風の柄をプリントしたポリエステルジャージーなどを揃えた。「よく見て触っても、合繊のプリント生地とは思えないフェイク素材」が、若年層向けのセレクトショップ系ブランドでも支持を広げている。また、「テックツイード」として秋冬向けや海外でも評価された合繊の英国調チェック柄をナイロン・ポリエステルで提案する。

2019年(平成31年)4月23日 火曜日 繊研新聞4面

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