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スタイレム 服地事業 「売れ筋を作っていく」 早期企画で“鮮度”追及

スタイレムで服地と原料を取り扱うテキスタイルマテリアル事業部は発足初年度となる今期(2016年1月期)、市場の変化を踏まえながら商品企画の早期化を推進するとともに、「自ら売れ筋を作っていく」(飯田悟司取締役事業部長)としてトレンド先読みによる商品企画の充実を図る。

飯田事業部長は長らく低迷する衣料品店頭市況について、「悪さよりも顕著なのは変化が起きていること」と指摘する。昨年7月に各店頭が実施したセールは全く振るわず、12月も同様の傾向だった。そのなかでも、例えば7月のセールの時期に一足早く初秋物を陳列した店頭は売れ行きを伸ばした。

「時機を過ぎた商品は価格を下げても売れず、新鮮な商品は高くても売れた」。こうした消費者意識の変化はテキスタイルとも連動し、同社でも売れる素材と売れない素材がはっきりしてきた。

この流れに対応して今後は「早期企画」を重視する。これにより生産スペースのタイト化も緩和できる。伴って、「備蓄していればいつか売れるだろうというのはもはや通用しない」とし、在庫処分時期も早めていく。

早期企画は引き付け型と比べ、売れ筋の見極めを誤った際のリスクが大きいが、それは「自ら売れ筋を作っていく」ことで解消する。海外トレンドのアレンジではなく、市場ニーズの先を読んで仮説を立て、顧客と話し込みながら提案を強めることで市場をけん引する。この方針に伴い、各テキスタイル産地との連携に改めて力を入れていくが、その際は間口の広さよりも取り組みの深さを重視する。

2015年(平成27年)4月20日 月曜日 繊維ニュース22面

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