トップ>ニュース>STYLEMニュース>スタイレム瀧定大阪 受注生産で新ブランド デザイナーの武笠綾子さんを起用

ニュース

スタイレム瀧定大阪 受注生産で新ブランド デザイナーの武笠綾子さんを起用

 スタイレム瀧定大阪は今秋、受注生産型のDtoC(メーカー直販)ブランド「シングスザットマター」を立ち上げた。デザイナーの武笠綾子さんがクリエイティブディレクターとなり、レディスウェアを主体に「感じる」価値の提案に特徴を出す。原料調達力や製品事業の背景を生かし、資源の無駄を抑えたサステイナブル(持続可能な)ビジネスを構築していく。自社ECは10月下旬にスタート。武笠さん自身が、自分に向き合うなかで見つけた感覚を表現した洋服に加え、様々なプロダクトを揃えていく。感覚のテーマごとに「センス」で品揃えし、デビューコレクションは三つのセンスで15型ほどを扱っている。12月以降、1カ月ごとに1センス5型前後の新商品を発売する。価格帯は1万8000~3万円。

 ECで受注後、2~3カ月後に購入者に納品し、無駄な在庫を作らないようにする。使っている素材は、約80%が自社で卸売りしているテキスタイルで、新規に生地を作って在庫する負荷を抑える考えだ。環境への配慮も心掛け、再生素材やボタニカルダイなどを積極的に取り入れていく。また、地域社会への貢献につながるよう、一部の商品では国内外の産地の技術や文化を伝える物作りに取り組む。

 ブランドを通じて「普段、見えていないものを感じて、自分のことを愛するきっかけにしてもらえたら」と武笠さん。「体の感覚が研ぎ澄まされ、自然や宇宙の変化を感じて、気持ちや魂が満たされ、エネルギーが整うようなコレクション」を目指す。一例を挙げると、夢の記憶などがインスピレーションのセンス01では、肩から袖にかけて満月のように構築的に丸みを出したドレスを作った。購入(発注)した人には、インスピレーションの一部を表現した「感覚のカケラ」をギフトとして10日前後で送付する。洋服が届くまでの時間を楽しんでもらい、感覚を纏(まと)う体験を提供する。

2021年(令和3年)11月9日 火曜日 繊研新聞 2面

一覧へ戻る
PageTop