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スタイレムの20~21年秋冬テキスタイル 新定番と新鮮コーデを意識

 スタイレムは20~21年秋冬向けテキスタイルで、スタイリング別に新定番となる素材や新鮮なコーディネートを意識した提案を強める。市場での安心感のある着回しや買い足し需要の広がりを重視した。サステイナブル(持続可能な)への関心の高まりにも対応し、環境配慮などの素材発信にも力を入れる。

 歴史的なスタイルや装飾をモダンに表現するスタイリング「ネオバロック」は、カジュアルからエレガンスへの回帰やクラシックの復活に対応する。レザー調アセテートや光沢のあるポリエステルのシャンブレー、シルキー超化合繊、透け感のあるジャージーなどで、クールなロマンティックさを提案する。

 高級感を重視したスタイリング「クリエイティブフェミニン」の切り口では、ジャケットやコートなどメンズ調のアイテムを意識し、ファンシーツイードを充実する。英国調の多色のチェックやストライプ、ネップなどの意匠を多用するほか、グレード感のあるウール・シルクやハリ感のあるレーヨン・ポリエステル・ポリウレタン、仕立て映えするポリエステル・ウールなどで原料にもこだわる。

 実用性とデザインを都会生活に取り入れた「ハイブリッドパフォーマンス」では、布帛調の段ボールニットやトリコット、高収縮糸のハイゲージニットなどジャージーを充実、一方でウォッシャブル機能や落ち感のあるポリウレタン複合の合繊織物も揃える。

 自然や快適性、ミニマルデザインを意識した「エッセンシャルセンス」では、上質な天然素材を軸に、健康的でリラックスできるスタイリングを重視する。フェザータッチのレーヨン・綿ジャージーやウール複合の起毛コート地のほか、天日乾燥させた綿と紙繊維の複合素材など後加工でも変化を加える。

 サステイナブル素材は、環境負荷軽減、リサイクル、動物愛護を柱とし、外部機関の認証の上に自社基準を満たした素材にはマークを付与する。昨年からチェック機能を果たす環境推進室を設けるなど、自社基準を厳格にした。ポリエステルを中心とするフェイクファーやキュプラ「ベンベルグ」、BCI(ベター・コットン・イニシアチブ)認証の綿、ポリエステルやウールのリサイクル素材「エコアーチ」、三菱ケミカルと共同開発する「ソアイース」、羊に配慮したノンミュールシングウールなどで75マーク以上を揃え、広がる需要に対応する。

2019年(令和元年)10月29日 火曜日 繊研新聞 4面

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