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スタイレムのテキスタイル事業 国内は計画生産で適時適量 海外は見込みで作り販売後押し

 スタイレムはテキスタイル事業で、国内向けはアパレルメーカーや小売りなどの顧客と話し込んで、使う生地を計画生産して供給する一方、海外向けは「提案しながら、売れそうと判断すれば見込みで作る」ことで大型受注に対応しつつ、求められるスピードや納期を実現する。

 「国内の顧客から追加発注が来ないと嘆くのではなく、来ない前提で新しい商材を提案する。顧客のニーズは無駄なものを作らず、店頭にいつも新鮮な商品が並び、消化率を高めること」と顧客ニーズの変化に対応する。取引先が商品で独自性を発揮できるよう「サムシングニューな素材を提案し、いつ頃、どれくらいの量が欲しいのか把握した上で計画的に生産し、適時、適量で納める」戦略を軸にする。

 生地在庫を積み、追加発注に対してQRで対応するやり方をこの1年ほどで大きく見直した。計画生産を基本とするため、展示会、商談会などでの話し込みが重要度を増す。むしろこれまで強みのストック、QR機能は一定のロットが見込める海外で生きると見る。

 海外は、「欧米の高級ブランドで反応が良かった生地が、中国企業から大量にオーダーが入ることがある」と欧米と中国の親和性が高いという。需要を予測して売れ筋の芽を見極めて見込みで作り、オーダーがあれば素早く納品できる仕組みで伸ばす考えだ。

 中国市場ではある程度こうした流れができており、成果がでている。今後は欧米でも顧客ニーズの吸い上げに注力し、同様の流れを作る構想。上期(2~7月)のテキスタイル事業は海外は伸びたが、国内はやや苦戦した。下期は国内がかなり厳しいと見ており、国内の減少分を海外販売の伸びでカバーできるかが焦点になる。

2019年(令和元年)11月19日 火曜日 繊研新聞 4面

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