トップ>ニュース>STYLEMニュース>スタイレムと小松精練 独自ポリエステルを中韓拠点で共同開発

ニュース

スタイレムと小松精練 独自ポリエステルを中韓拠点で共同開発

 スタイレムは韓国を糸から生機を生産、中国・小松精練蘇州で加工して、独自のポリエステルを開発した。本社と韓国法人、中国・上海法人、小松精練蘇州と連携し、国外で品質の高さと価格競争力を両立した合繊を狙う。販売は日本、中国、欧州など世界市場が対象。

 同社はこれまで、ウールや綿などの天然繊維で原料からの独自性にこだわってきた。そこに合繊を加える。カギになるのが、昨年設立した韓国の現地法人。韓国の合繊メーカーの協力を得て、初めて独自のポリエステル糸を開発し、韓国で生機を生産。それを小松精練蘇州で加工し、差別化生地にする仕組みを上海法人が一貫でコントロールする。ガーメント事業部と連携して製品OEM(相手先ブランドによる生産)にもつなげる。

 品種は、定番に位置づけるストレッチタイプやビンテージなシワ加工を施した光沢タイプなどがある。バリエーションはまだ少ないが、すでに「かなりの反数が出始めた」ヒット商材も生まれている。販売を伸ばしながら品種を増やす。

 韓国で生産するポリエステル開発を日本や中国、イタリアなどに持ち込み「産地の特徴を反映した生地を作る」取り組みも進める。「他社も素材の差別化に力を入れている。勝ち抜くには原料から最終加工まで一貫でコントロールし、スタイレムからしかでない商材を作り、増やす必要がある」と、飯田悟司テキスタイルマテリアル事業部副事業部長は話す。

2017年(平成29年)10月31日 火曜日 繊研新聞1面

一覧へ戻る
PageTop