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スタイレム「機能の再強化」進展 輸出も外・外も伸ばす

スタイレム(大阪市浪速区)の小川修社長は今期(2016年1月期)方針として掲げた「機能の再強化」を現時点で、「問題なく進展している」と評価し、下期、来期に向けてもこの方針のもと、国内外の仕入れ先とのパイプ強化、海外事業の拡充などに引き続き取り組んでいく考えを示す。

小川社長によると、上期は売り上げ、利益ともに前年同期比ほぼ横ばいだった(前期比較対象は瀧定大阪)。売り上げは、製品事業が前期に一部商権から撤退したことなどで減収だったものの、テキスタイル事業は微増だった。テキスタイルの微増収は「元気な顧客と取り組めている」ことが主な要因。

輸出については「為替以上に伸ばせた」と成果を強調。中国、欧州、米国、中東など主要輸出先が軒並み増加した。「海外でも生地の在庫体制と商品力が評価された」ことが拡大に寄与した。

今期から取り組む「機能の再強化」は上期を終えた段階で、順調な進展を見せている。この基本方針のもと、主にテキスタイルマテリアル事業部として取り組んだ仕入れ先とのパイプ強化というテーマは、各産地や染工場で廃業などによる規模縮小が進むなか、同社には「細かい問題はある」ものの納期や品質管理の面で大きなトラブルはなく、供給体制に支障をきたさなかった。小川社長は「仕入れ先とのパイプを太くする取り組みのおかげ」と評価する。

海外での拠点整備では上海、深圳、香港、インド、イタリアなど各拠点で、国内市場で長年培ってきた「企画、提案、リスク」という同社の強みを導入する形で機能を強化。それぞれが仕入れや販売の機能を磨いており、業績も拡大している。来年には北京に拠点を設立することも決めた。

小川社長は、イタリアの現地法人がパリ「プルミエール・ヴィジョン・ファブリック」に出展して海外顧客を獲得している点を引き合いに、「外・外のビジネスを増やす」と意気込みを見せる。「日本の素材ももっと海外に売っていく」と一層の輸出拡大を狙いながら、各拠点で人員増を図るなどで、海外事業全体の発展を目指す。

2015年(平成27年)10月16日 金曜日 繊維ニュース3面

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