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スタイレム 製品事業全課参加で展示会

 スタイレムが製品事業に関わる全課を集めた新展示会「YATTEMI」展を東京・天王州アイルのB&Cホール(寺田倉庫)で開いた。「良い話が少ないので、どうしても下を向きがち。デザイナーの個性、ファッションが本来持つ楽しさを前面に出した展示会を開くことで業界を明るくしたい」と新たな展示会を開くことにした。

 各部や各課で開く商談をベースとする通常展は別途開きながら、「強みの企画力を存分に見せる場」と位置付けた。レディスアパレルODM(相手先ブランドによる設計・生産)が中心のガーメント事業部を軸に、ファブリック事業部、ジャージー事業部で製品に関わる課も参加。タオルを軸にしたギフトコミュニケーション課や雑貨なども含め12の課が参加した。

 若手デザイナーを中心とした実行委員会を作り、毎週集まってアイデアを出し合うなど1年がかりで準備した。自社の特徴、強みを「大阪」「歴史」「企画力」というテーマに落とし込み、展示会を構成。49人のデザイナーが制約を外し、使いたい生地を使い、作りたい服を作ることで「ファッションは楽しい!」という原点を取引先と一緒に見直そうという試みだ。

 2回目を開くかは決めていない。「取引先の反応など今回の結果次第。始めたから続けるでは、楽しさは生まれない。やりたい、よかった、という機運があれば続けるかも」と「橋本匡史ガーメント事業部事業部長。

窓からのぞき見
 会場に設けた「ノゾキミエリア」では、冬と夏をイメージした部屋を作り、のぞき窓から見るだけで服に触れることはできないアイデア。冬の部屋には夏服のコーディネート、熱帯雨林をイメージさせる夏の部屋では冬のスタイルを見せた。「触れることはできないが、季節、国、性別関係なく購入できるECサイトの世界をユーモラスに表現した」と埜口典子デザイナー。「実行委員会の役割は普段の仕事をしながらなので大変だったが、色々な力を持った人たちと一緒に作り上げることはすごく刺激的だった」。

カラー切り口に
 「カラーエリア」では49人のデザイナーがスタイレムの生地を使い、作りたい服を作った。「普段はODMなので生地、デザイン、テイスト、価格などの制約があるが、今回はそれを取っ払い、思いっきり自由にデザインして、と依頼した」と西谷志生里デザイナー。カラーを切り口にして各色でまとめることでデザイン、素材は異なりながらも統一感を出した。「別の課のデザイナーと一緒に作るなど普段できない経験ができた。作り手が楽しめばその気持ちは取引先や消費者にきっと伝わる」と話す。
 

2019年(令和元年)12月20日 金曜日 繊研新聞 4面

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