トップ>ニュース>STYLEMニュース>スタイレム 抗ウイルスなど増強提案 新規販路開拓にも活用

ニュース

スタイレム 抗ウイルスなど増強提案 新規販路開拓にも活用

 スタイレムは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、抗ウイルス、制菌、抗菌、防汚など清潔・安心関連加工を施した生地の拡販に臨む。21春夏に向けて15品番の生地を新たに投入するとともに、製品事業との連携による縫製品展開も行い、新規販路開拓を狙う。

 医療用ガウンやエプロン向けに訴求するのが、岐セン(岐阜県瑞穂市)のSEKマーク取得抗ウイルス加工「キアリーV」を施した生地。経糸にポリエステル紡績糸、緯糸に同長繊維を配した「元々は中東民族衣装向けの織物」に加工を施した。

 同生地は飲食チェーンや医療現場向けを対象とするもので、新規販路開拓プロジェクトの一環でもある。今後、「業界のマーケティングを進めて」生地、縫製品の両方を訴求していく。

 同社の主要販路であるファッション衣料向けでも抗ウイルスや抗菌加工の拡大を図る。東レの制菌加工編み地「マックスペック」、高耐久防汚加工編み地「テクノクリーン」、吸汗速乾編み地「フィールドセンサー」などを鹿の子、インレー、裏毛などで展開するほか、クラボウの抗ウイルス加工「クレンゼ」を施した綿2重ガーゼ、裏毛、スムース、天竺などを投入する。いずれも生地販売だけでなく縫製品での提供が可能。

 同社によると抗ウイルスや抗菌素材への需要はファッション衣料にとどまらず、雑貨・資材分野でも確実に高まっている。「今年の冬物は暖冬にコロナも加わって生産調整の様相」だが、21春夏は「今夏のセールで在庫を一掃して反転を期すアパレルも多い」と言う。その際の重要な切り口に抗ウイルスや抗菌が挙がっているとし、関連商材の拡大を目指す。

2020年(令和2年)7月8日 水曜日 繊維ニュース 2面

一覧へ戻る
PageTop