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瀧定大阪社長「商いと物作り統合」瀧定名古屋社長「五感を最重点に」大阪で名瀧会開く

瀧定大阪、瀧定名古屋は15日、大阪市内で販売先や仕入れ先を招いて第83回名瀧会を開いた。

 瀧隆太瀧定大阪社長は、「ファッションビジネス(FB)の景色は大きく変わった。アマゾンが物の買い方に大きな影響を与え、テクノロジーの進化がファッション産業を大きく変える時代の中で、ファッションは自分らしくという人のあり方、尊厳に応える新しい価値や文化の発信が求められる」とFBの現状認識を示した。一方で、環境対応や持続可能な産業への脱皮の必要性にも触れ、大量生産、大量消費、大量廃棄の弊害を指摘。特に、「大量廃棄は低コスト商品を大量に作り、バーゲンを行い、売れ残りを生む。生産、流通段階で在庫処分を行うということは、持続可能とは思えない」と語り、今後は「商いと物作りという矛盾する要素を統合する」ことで顧客の期待に応えたいと決意を述べた。

 瀧昌之瀧定名古屋社長は、「今年は大政奉還から150年目の年。情報通信手段は飛脚から電信、インターネットへと大きく進化した。中でもiPhoneが生まれて10年。大きな変化があった」と問題意識を語った。「iPhone後は情報の洪水が人の脳の限界を超え、興味のあるものにしか反応しなくなり、仕事が荒っぽくなり、トラブルも多発しているのでは」と指摘。「だからこそ、人と人との直接コミュニケーション、五感で触れ合う努力が求められる。最重点に取り組んでいる」とし、利益追求第一主義ではなく、「信用を重んじ、勤勉を尊び、合理的判断を行う商人の原点を大事にしたい」と述べた。

2017年(平成29年)11月17日 金曜日 繊研新聞4面

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