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スタイレムODM レディスカジュアル堅調 ヤングでも素材から差別化

 スタイレムで、ヤングレディスカジュアル向けODM(相手先ブランドによる設計・生産)を軸とするガーメント事業部VPグループが順調だ。市場環境は厳しいが、好調な企業との取り組みを深め、「提案がはまっている」と藤本和矢VPグループ部長。ヤングレディスやSC向けが中心のため、使える素材の価格帯は限られるが素材開発に着手し、独自性を強めていることも好調要因の一つとなっている。

 同グループの上期(2〜7月)売り上げは前年同期比20%増。前期から堅調が続く。コーディネートで提案する企画力と中国でのQR対応、素材からの差別化などを強みに「店頭で売れる商品を供給できている」と分析。ただ下期は、冬物の受注状況や中国生産がタイトになる懸念などでやや厳しくみる。そのためローコストオペレーションを武器に通販企業などへのアプローチを強めたり、17〜18年秋冬から始めたメンズ向けODMなど領域を広げ、成長を狙う。

 生地部署と連携し、独自生地を充実するのが今後の大きなテーマ。主力生産地である中国で人件費の高騰や環境規制による生産能力不足などが顕在化しており、ASEAN(東南アジア諸国連合)生産を強める。二重構造糸「キュームコア」を活用した生地をタイで作り、ベトナムに持ち込む取り組みを広げたり、ベトナムで生地開発、縫製までを手掛けるなど、ASEAN域内で生地から縫製までの一貫体制を充実する。インドネシアでの生地、縫製の一貫体制の構築も視野に入れる。

 インドでの素材から縫製までの一貫取り組みも増えている。綿のストレッチパンツ向けが主力で、18年春夏向けだけで40万着を受注した。チノパンツブームも追い風になっている。新たな縫製工場も開拓し、受注増に対応する。

2017年(平成29年)10月11日 水曜日 繊研新聞4面

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