トップ>ニュース>STYLEMニュース>スタイレム製品事業“売れる商品”を追求 素材からの一貫で差別化

ニュース

スタイレム製品事業“売れる商品”を追求 素材からの一貫で差別化

 スタイレムのガーメント事業部は、企画力の向上や原料からの取り組みに力を入れ、特徴を明確にしている。今期(18年1月期)の売り上げも堅調だ。「顧客が一番重視するのは正価販売率の向上。売れる商品を納め、売れたことで追加注文がくる。その繰り返しで取り組みが深まっている」(西山伸一常務)という。

 各グループは企画力を高め、ODM(相手先ブランドによる設計・生産)提案を強めている。例えば、ヤングレディスカジュアル向けを手掛けるVPグループはデザイナーを約20人抱える。売れそうな商品だけでなく、思い切ったデザインやスタイルを打ち出すことで様々な声を吸い上げる“攻め”の提案が増収につながっている。同様にセレクトショップ、駅ビル向けのMMグループも順調だ。
 「スタイレムの強みは原料から差別化できること」と原料、生地部署との連携にも力を入れている。2月から西山常務が製品事業に加え、国内のテキスタイル事業も管轄する体制にし、連携を進める。インドで紡績、生地開発、縫製までを一貫で手掛ける取り組みは順調で、大口顧客との取引が拡大している。新規開拓では、東京オフィスに設置する「スワッチギャラリー」が力を発揮している。新興ネット企業や小企業、異業種などの見学が多く、「これまで付き合いがなかった企業との出会いの場になっている」。
 異色は、オリジナルプロダクトの高級タオルを販売するギフト事業。10年前に14億だった売り上げは前期36億円に成長し、今期も増収増益を続ける。代表するのがオリジナルタオル「今治謹製」。セットで1万円を超えるものもある高級タオルで04年に販売を始め、来春には累計販売数が1000万個を突破する見込み。このほど今治謹製が17年度のグッドデザイン賞を初受賞し、勢いがさらにつきそうだ。「ブランドのファンが増え成長している。ギフト事業の中でタオル以外にも広げたい」と期待する。

2017年(平成29年)12月1日 金曜日 繊研新聞4面

一覧へ戻る
PageTop