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スタイレム製品事業 企画提案力で新規取引先開拓

 スタイレムのガーメント事業部のMMグループは、原料、生地のバリエ―ションや企画提案力を前面に出して新規取引先を増やしている。

 MMグループは、駅・ファッションビルなどに出店するレディスブランドやセレクトショップ向けODM(相手先ブランドによる設計・生産)事業が中心。インフルエンサーを活用したECブランドやコンセプト、ターゲットを絞り込んだブランドなど「今は小さくても我々の企画力をあてにしてくれる新しい企業やブランド向けが伸びている。一緒に成長していきたい」(橋本匡史ガーメント事業部副事業部長)という。生地の強みにとどまらず、MMグループだけでも三つの課で約15人のデザイナーなどを抱える企画提案力で差別化を進めている。

 19年春夏向けの大テーマは、「トランスペアレント」。“透明”“透け感”を切り口に、レース使いや微光沢素材などを使ったウェア、PVC(ポリ塩化ビニル)のバッグなどで「クリーンなイメージ」を打ち出す。
「ストリート×スポーツテイストの融合」への対応では、レースで切り替えたマウンテンパーカやロゴ、ライン使いのアイテムを打ち出す。ボトムではキュロット、色はオレンジやブルー、柄はマルチストライプなどに注目する。

 ガーメント事業部としては、「チャイナリスクの対応」が鍵になる。中国の環境規制による生地調達リスクは「昨年よりもさらに高まっている」と見て、中国の有力企業との取り組み強化に加え、東南アジアなどでの生地調達を進める。中国では廃水処理設備を備えた有力企業にオーダーを集中させるなど手を打つ。中国以外ではインドで原料、生地、縫製までを一貫で手掛ける綿製品や、タイやインドネシア生地の活用を強めたり、バングラデシュでイタリア生地を使った高級コート生産を増やすなど様々な取り組みを強める。「顧客もチャイナリスクへの不安感が強い」と中・長期生産の活用を提案し、中国以外での生産を強める。

2018年(平成30年)8月15日 水曜日 繊研新聞4面

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