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スタイレムの中国事業 1〜6月純利益が2倍に 日本製生地の内販がけん引

 【上海支局】スタイレムの中国事業は1〜6月、売上高が前年同期に比べ3割増、純利益が2倍になった。日本製の高級生地がけん引した。既存顧客との取り組みが拡大するとともに、華東と華南エリアでの新規顧客の開拓が順調に進んだ。一方、顧客の価格要求が厳しくなっていることから、今年後半からは日本製の販売に加え、中国製の開発を加速していく。

「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」や「インターテキスタイル・パビリオン深圳」への出店が功を奏し、新規顧客が順調に進んでいる。半面、市況が振るわない中で一部の既存顧客は使用する生地の値段を下げつつあり、価格訴求力のある商品の重要性が高まっている。安田季隆取締役中国総代表は「価格競争力のある製品を現地で開発し、これまでの高級ゾーンに加え、ボリュームゾーンも開拓していく」と話す。

 中国製の販売は既に、一部で成果を上げている。数年前までは日本製への引き合いが中心で、日系である同社から中国製を購入する顧客は多くなかったが、「商売が“取引”から“取り組み”に変わる中、当社の中国品への抵抗感がなくなった」(安田季隆中国総代表)と言う。

 現状は売り上げの8割が日本製だが、今後は中国製の割合を徐々に拡大しいていくとみられる。競争力のある中国製を開発し、これまで開拓できていなかったボリュームゾーンを展開する大手ブランドへのアプローチにも乗り出す。

2017年(平成29年)8月14日 月曜日 繊維ニュース8面

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