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スタイレムの中国事業 今年も増収増益見込む 生地内販の新規開拓寄与

【上海支局】スタイレムの中国事業は今年も、前年に比べ増収増益を見込む。主力の生地内販の新規顧客開拓に継続的に力を入れ、成果を上げたことが寄与する。厳しい市況が続く中、来年は従来以上にスピード感を持って事業展開していく。

 増収増益の主な要因は、高級ローカルブランドをメイン顧客にする生地内販の新規開拓が順調に進んだこと。「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」と「インターテキスタイル・パビリオン深圳」への出展が功を奏し、「この1年で七、八十社を開拓できた」(安田季隆取締役・中国総代表)。

 一方で市況の厳しさを反映し、顧客の発注は安定していない。今年の売り上げ上位10社の顧客は、ほとんどが入れ替わっている。小規模のデザイナーブランドの顧客は勢いがあるが、百貨店アパレルは軒並み苦戦している。

 エリア別では、深圳を中心とした華南地区が好調で、深圳現地法人の純利益は約2倍となり、売上高も5割増えるもよう。直販体制を昨年強化し、新規開拓で成果を上げたことが功を奏している。

 業績は好調だが、安田取締役は内販が踊り場に差し掛かっていると見る。そのため、「従来以上にスピード感を持って事業展開していく。これまでの成功にこだわらず、新しいことにも積極的にチャレンジしたい」と話す。

 特に重視するのが、人材の採用と育成。顧客の急増により現状の営業体制は限界に達しているため、来年は大幅増員していく。

2017年(平成29年)12月20日 水曜日 繊維ニュース8面

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