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スタイレム ASEAN地域で協業 素材開発を強化

 スタイレムは、テキスタイルマテリアル事業部でASEAN(東南アジア諸国連合)地域での協業による素材開発を強める。アパレルのASEAN生産シフトに伴い、タイやマレーシア、インドネシア、ベトナムで現地企業との連携が始まっており、素材の独自性をアピールし、一部の国では縫製までの一貫体制の構築も視野に入れる。

 タイでは、クラボウとの協業で二層構造系「キュームコア」を使用したオリジナル生地を開発した。綿を芯にキュプラ・セルロース「モダール」の混紡糸でカバーした別注の糸を使い、薄地や中肉タイプに仕上げた。綿のナチュラル感とハリコシ、キュプラの光沢と滑らかさ、モダールの適度な落ち感を同時に表現できる。

 インドネシアでは、現地の合繊メーカーと開発した生地が薄地を中心に引き合いがあり、製品までの一貫生産を見据えて取り組みを強める。また、マレーシアの東レグループのペンファブリックでは、ポリエステル・綿の高密度織物を中心にした協業に力を入れ、ベトナムでは韓国系の現地法人と開発したナイロン・綿で製品まで手掛ける。

 同社はこの間、イタリア、中国、韓国、インドの現地法人を拠点に産地の特性を反映したテキスタイルを生産し、国内外市場に販売してきた。海外での協業も「国内外市場での取り組みを太くするポイント」として位置付け、独自性のある素材開発やスキームの構築に力を入れる。

2018年(平成30年)5月16日 水曜日 繊研新聞4面

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